長雨の夏、それでも葡萄は育っている
今年の夏、葡萄畑には長い雨が続きました。
例年なら雨が上がるとすぐに乾き始めるこの土地も、今年は湿度の高い日が多く、葉が乾かない時間が続いています。
雨が止んだわずかな時間に畑へ入り、風を送り、傷んだ葉を取り除く。葡萄の様子を一本ずつ確かめながら、病気が広がらないよう手を入れてきました。
決して順調な日ばかりではありません。それでも新梢は少しずつ太くなり、緑色だった枝には木質化の兆しが見え始めています。
自然の中で葡萄を育てることは、自然を思いどおりに動かすことではありません。その年の雨や風、気温を受け止めながら、葡萄が持つ力を支えていくことなのだと感じています。
この経験のすべてが、清里で始まる葡萄畑と、いつか皆さまへお届けする一本のワインにつながっていきます。

長雨が続きた今年の夏。病気や湿度と向き合いながらそれでも成長を続ける葡萄の様子をお届けします。