六月、伸びる新梢と雨への備え
五月に芽吹いた小荒間の葡萄は、六月に入ると目に見えて葉を増やし始めました。
植え付け直後には一本の細い枝にすぎなかった苗木から、新しい梢が伸び、葉が次々と開いていきます。芽の動きが遅かった苗木も少しずつ追いつき、畑全体に緑が広がってきました。
新梢はまだ柔らかいため、風で折れないよう竹の支柱に沿わせて固定します。株元には引き続き藁を敷き、土の乾燥や泥はねを抑えました。
成長が進む一方で、六月は雨への備えが大きな課題になりました。
雨水の影響を減らすため、畝を大きなシートで覆う方法も試しました。雨の日にはシートの表面に水滴がたまり、畑の端に掘った排水溝にも水が流れ込みます。
どこに水が集まり、どの方向へ流れるのか。実際に雨が降ることで、この畑の排水の特徴も少しずつ分かってきました。
晴れ間には新梢が力強く伸び、月の終わりには、最初の頃とは見違えるほど大きな葉を広げる苗木も増えました。
そして六月末、畑でマメコガネを初めて確認しました。
この時点では大きな被害ではありませんでしたが、これから虫の活動が増える季節に入る合図でもありました。葡萄の成長だけでなく、葉や枝の小さな変化を毎日見ることの大切さを感じた六月です。
―― 栽培記録 ――
期間:2026年6月
場所:山梨県北杜市・小荒間
主な作業:新梢の支柱への固定、株元への藁敷き、畝のシート施工、排水溝の確認・整備
生育状況:新梢が伸び、葉数が増加。苗木ごとの生育差も確認
病害:写真で確認できる大きな発生なし
害虫:6月末頃、マメコガネを初確認
天候:晴天と降雨を繰り返す。雨天時には排水溝への水の流入を確認
気温・降水量:近隣の観測記録を確認後に追記

芽吹いた葡萄が一気に葉を増やした六月。新梢の固定や雨対策、排水の確認を進めるなか、月末には最初のマメコガネも確認しました。