八月、長雨の中で伸び続ける葡萄
八月は、雨と湿気に向き合う一か月となりました。それでも畑を歩くと、支柱に沿って背を伸ばす葡萄、新しく開いた葉、少しずつ太くなる枝が目に入ります。春に植えた苗木は、着実に姿を変えていました。

支柱とワイヤーに沿って並ぶ八月の葡萄。
雨の合間に、畑を整える
雨が上がった時間を見つけては畑に入り、草を刈り、排水を確認し、枝葉を整理しました。葉に残った水滴をブロアで払い、少しでも乾きやすい状態をつくる。地道な作業を重ねた夏でした。

草を刈った畝間と、足元の砕石。排水にも目を配ります。

支柱に沿い、上へ伸びる新梢。
虫の見回りから、葉の観察へ
七月に多かったマメコガネは、八月に入ると少なくなりました。コウモリガの被害を受けた株も引き続き見守りながら、幹や根元の確認を続けました。
一方、八月上旬にはピノ・ノワールでべと病を確認しました。雨が続くなか、葉の色や傷みを確かめ、健全な葉をできるだけ残すために手を入れていきます。虫が減っても、畑の見回りが終わることはありません。

株ごとに葉の色や枝の伸び方を見比べます。

新しい葉と、下の葉の様子を近くで確認。
ワイヤーの高さへ
元気な株は上へ上へと伸び、月末には最上段のワイヤーを超えるピノも現れました。同じ畑でも、勢いよく育つ株と、ゆっくり育つ株があります。一本ずつの違いを見ながら、その成長を記録しました。

光を受けて葉を広げる葡萄。

一本ずつの成長を、樹全体の写真で記録。

ワイヤーの高さへ伸びる枝。
秋へつなぐ一か月
枝の一部には、緑色から茶色へと変わる木質化の兆しも見え始めました。これから迎える秋、そして冬へ。残った葉を大切にしながら、樹を育てていきます。

水滴の残る葉。雨の多かった夏の記録です。
順調なことも、難しかったことも、写真とともに残しておく。この八月の経験を、来年の畑仕事と、清里での葡萄づくりにつなげていきます。

長雨と湿気に向き合った八月。排水や枝葉の管理、病害虫の見回りを続けながら、ワイヤーの高さへ伸びる葡萄を10枚の写真で記録します。